増田 実
1948年 東京生まれ
1966年11月4日 灰色の空 パリに到着
1967年パリ国立美術学校に入学
当時 18歳の私を待っていたのは、 フランス郊外 パリ大学ナンテール分校が端緒になった学生運動だった。それは組織化されたものというより,インフォーマルな形態の運動で,発言の自由や大学への不満であった。
やがて市民は 旧態依然の社会の変革をもとめて 1968年には5月危機と呼ばれるまでフランス全土に広がり
市民の熱気と高揚感に包まれた時代だった。
その中で政治的な活動とは無縁の画学生ではあったが、
ポスターやチラシを作り、サルトル ゴダールらの革新的なムーブメントを身近に感じられたのは 貴重な経験となった。
24年間の在仏で一人の日本人として画家として私の人生が始まった。
帰国後 日本の自然の奥深さ にあらためて感動したのを記憶している。
八ヶ岳に移住して以来 身近な樹木の息づかい・水辺の空気・山々の光と影
森のすがたを描きつづけている。
刻々と変わる自然に追いつくには即乾性があり、しかも微妙な色彩が豊かにあるパステル画材に拘り
更なる可能性に挑戦していきたい。
パステル1色1色を選び、定着し、さらに色を塗り重ねていく作業は楽しくもあり
作品を育てる苦しみでもあります。
増田 実
アトリエ 山梨県北杜市大泉町
作品展
定期個展
1987年~2008年
ギャラリー舫・東京
1988年~2018年
ギャラリーヒルゲイト・京都
2014年~
かんてんぱぱ・長野
2002年~
京都国際交流会
1991年
インター・アート (東京)
1996年
山梨県新進作家選抜展 山梨県立美術館(甲府)
2000年
山梨県立美術館収蔵作家展(甲府)
2006年
玉川高島屋S.Cルーフギャラリー(東京)
2010年
阪急うめだ本店 美術画廊(大阪) 玉川高島屋S.Cルーフギャラリー(東京)
2013年
二人展ギャラリーテラトリア 寺田倉庫本社(東京)
2017年
ギャラリーコジマ(彦根)
2020年
松本市美術館(長野)
京都国際交流展(ウェブサイト)
ギャラリーヒルゲイト(京都) 中止 K'sギャラリー(東京) 延期
2021年
二人展 K‘sギャラリー(東京)
かんてんぱぱ(長野)
所蔵作品
山梨県立美術館(甲府)
つくば市民会館(つくば)
NTT本社(東京)
JAL VIP room ダイヤモンドプレミア・ラウンジ( 東京羽田空港内 )
山梨文学館(甲府)